BMWの豆知識

セサミストリートの青いアイツが!? BMW 1シリーズのCMがかわいくて愉快

ドイツ自動車メーカーの御三家の1つであるBMW、その高級車としてのブランドの高さに、いつかマイカーに、という憧れを抱いている人も少なくないのではないでしょうか。そんなBMW、実は、一般人でも手の届く価格でも販売されていることをご存知ですか?それが、BMW1シリーズです。

BMW1シリーズ、クッキーモンスターをナビゲート

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ドイツの高級車BMWと、クッキーが大好きな、青い体でおなじみのクッキーモンスターが、CMでコラボしました。高級感あふれる1シリーズの車内にも関わらず、クッキーを食べ散らかし、突然「クッキー!」と叫びだすモンスターですが、ナビの反応はどうでしょうか?
「かしこまりました。お客様のナビゲーションシステムに、パティスリーの情報を転送いたします。」これには、クッキーモンスターも大喜びです。彼が大好きなクッキーをお目当てに、オペレーターがケーキ屋までナビゲートをし始めました。これが、ドライバー・サポート・デスクを搭載したニューBMW1シリーズです。コールセンターのオペレーターが、24時間365日、運転中のドライバーに代わって、目的地までの道のりを、車両の現在位置をベースに速やかに調べ、案内します。また、特別な日を演出するレストランなどの、ドライバーの特別なリクエストにも可能な限り対応することができます。さらに、車両の通信機能を利用し、車両のメンテナンス、バッテリー電圧の低下などの情報を、自動的に担当の正規ディーラーに通知する機能までも搭載されています。
このように、ドライバーが自分の自由を広げ、未知の世界とつながることを可能にしたのが、ドライバー・サポート・デスク搭載のニューBMW1シリーズなのです。

車にあまりお金はかけたくない、そんなあなたでも大丈夫

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上述した、ドライバー・サポート・デスクを搭載したニューBMW1シリーズ、気になるのはお値段です。ドイツの高級車との知名度が高いBMWですが、その通り、7シリーズでは1000万円以上、5シリーズでも、安くて600万台から、高いのはやはり1000万円近くするものもあります。そんな高級車、とてもじゃないけど手が届かない、車にそこまでお金はかけられない、そんな方が多いと思います。
では、1シリーズはどうでしょうか。気になるお値段は、なんと、298万円からです。298万円というと、国産車でいえば、トヨタのマークXやプリウスαとそれほど変わらない値段になります。そう考えると、ドイツ自動車メーカーの御三家と言えども、少し身近に感じたのではないでしょうか。また、5シリーズや7シリーズほど車体も大きくないため、運転があまり得意でない人や、狭い道をよく通る人などにもおすすめです。高級車だからといって、憧れだけで終わらせてはいませんか?車にお金はかけたくない、けど、かっこいい車に乗りたい、そんなあなた、ぜひBMW1シリーズの良さを確かめてみてください。

ドイツのエンジニアから、日本のドライバーへ

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ほかのシリーズと比べると、コンパクトなボディを持つBMW1シリーズですが、その大きくないボディには、駆け抜ける歓びが凝縮されているのです。まず、1シリーズは、このクラスで唯一のFR(後輪駆動)コンセプトを採用しています。駆動装置としての役目が後輪に持たされるため、故障面やメンテナンス面で前輪駆動よりも優れており、また、重量配分が前輪に偏ることがないので、俊敏なハンドリング性能にも貢献しています。クッキーモンスターのCMでのドーナツドラフト、これが華麗にできるのも実は、このFRを採用しているからなのです。実際BMWは、その性能と、スポーティな個性を強調するスタイリッシュなデザインに惹かれ、ユーロカップなどのレース車としても多く採用されています。
さらに、前方車両に近づきすぎたり、衝突の危険を察知した場合に、警告によって注意を促す前車接近警告機能や、衝突回避・被害軽減の自動ブレーキ機能、車線から逸脱しそうになると、ステアリングホイールも振動させて警告するなどの機能も搭載されており、安全面でも非常に魅力的です。
快適なドライブを楽しみたい方も、スポーティなドライブが好きな方にもオススメな、このBMW1シリーズ。ぜひ、体感してみてください。

2015-11-13 | Posted in BMWの豆知識Comments Closed 

 

知ってた?BMWがつくるバイクがめちゃくちゃかっこいい!

BMWといえばドイツ製の高級乗用車を思い浮かべる方が多いと思います。しかし、1916年に航空機用エンジンメーカーとして創業した同社が一番初めに発売した陸上用の乗り物はバイクでした。日本製のバイクづくりとは一風変わったコンセプトのBMWには世界中に熱狂的なファンを持っています。

BMWのバイクのルーツ

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BMWは1916年にドイツバイエルンにて航空機用エンジンの製造メーカーとして産声をあげます。1923年には同社初のバイク「R32」を発売します。「R32」は水平対向2気筒 500ccエンジンを搭載し、そのパワーを後輪に伝達するためにチェーンではなく乗用車のようなシャフトドライブが採用されました。シリンダーが左右のステップの前に大きく張り出す水平対向2気筒エンジンは、走行風によってエンジンを効率的に冷やすとともにライダーの疲労の大きな原因となる振動が極めて少ないという合理的な形状でした。また、シャフトドライブは高度な工作技術が要求されるものの、チェーンドライブと比較して悪路走行による汚れや高負荷に耐え、潤滑油の消耗がないため定期整備を適切に行えば日常的使用の際のメンテナンスは不要といっても過言ではありませんでした。水平対向エンジンとシャフトドライブはその後のBMWの伝統ともなり、最初のモデルにしてBMWのバイクの形が決まってしまったといっても過言ではありません。
創業以来水平対向、シャフトドライブという伝統を守り続ける一方で、レーシングバイクに航空機で培った技術を応用して過給機を取り付けたり、市販車に2輪用ABSを世界で初めて搭載したりと意欲的に最新技術を惜しみなく搭載されているのが同社の大きな特徴です。

BMWのラインナップ

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BMWのオートバイは、日本ではあまり見られない大排気量のオフロード車やヨーロッパで人気のストリートファイター系、大排気量ツアラーのラインナップが豊富です。逆に日本向けの中小排気量のバイクは製作されていません。
日本でオフロード車といえば、トリッキーなクローズドコースを甲高い音を上げて駆け抜けるオフロードレーサーが連想されますが、BMWのオフロード車は荷物を大量に積み込み荒野を旅する、といったコンセプトで設計されています。排気量は小さいものでも700~800cc、大きいものになると1200ccと大排気量でそのトルクを生かした力強い走りが自慢です。
ストリートファイターはいわゆるネイキッド系に分類されますが、日本の伝統を重んじるスタイルとは大きく異なり高性能ロードスポーツモデルのセパレートハンドルやカウルを取り去り、代わりにヨーロッパの荒い舗装路や石畳の上であってもコントロールが効きやすいアップハンドルに換装したものがルーツとされており、高い性能と乗りやすさ、ストイックで個性的なデザインを両立させたものです。S1000Rは後述のS1000RRをストリートファイターモデルであり、世界選手権を戦ったモデルの性能を乗りやすい形にリファインした国産車ではあまり見られない成り立ちのモデルです。いずれも、大変個性的なモデルですので乗っていれば目立てるでしょう。

BMWのスーパースポーツについて

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一方で、他のメーカーでは各種ロードレースに出場させる旗艦モデルとなる1000ccクラスの大排気量ロードスポーツ車いわゆるスーパースポーツの歴史はとても浅く、2009年に発売されたS1000RRが一番最初のモデルです。他のメーカーのスーパースポーツが2000年代前半頃にはデビューしており、その前身となる900ccや750ccのモデルが存在することを考慮すると、まったく新しいモデルとして開発されたS1000RRはかなり若いモデルであるといえます。S1000RRは、1000cc 並列4気筒 チェーン駆動 フロントサスが倒立テレスコピック式と、独自路線を行くBMWの思想とかけ離れたオーソドックな構成です。しかし、左右非対称なデザインのライト、攻撃的なシルエットのサイドビュー、そしてABSやパワーを余すことなく後輪に伝えるTCS、オートシフターといった電子機器でフル武装した点は、スーパースポーツの歴史が浅いながらも最新技術を惜しみなく導入して独自路線を行くBMWらしさがあふれるバイクです。また、他社製の同じクラスのバイクより幾分コンパクトに設計されていて足つき性が良いのが特徴です。現在では、市販車を改造したマシンで競われるスーパーバイク世界選手権で活躍しています。

2015-11-02 | Posted in BMWの豆知識Comments Closed 

 

BMWの歴代エンブレムデザインまとめ

ドイツのバイエルン州ミュンヘンに本社を置くBMWは、世界的な自動車メーカーとして、車好きのみならず、多くの人にその名が知られています。そして、その名と共に認知され、有名になっているものとしてあげることができるのがエンブレムです。そこで、BMWの歴史と共に歩み続けたエンブレムについてご紹介します。

BMWの歴史と共に!時代を超えても象徴であり続けるエンブレム

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BMWの始まりは、1916年まで遡ります。グスタフ・オットーによりバイエリッシェ・フルークツォイク・ヴェルケ株式会社として、航空機のエンジンメーカーの会社が設立され、現在の会社の母体となる会社が誕生しました。
その後、1917年に社名をBMWに改め、現在の形となります。当初のエンブレムのデザインは、二重の円のラインに挟まれている間が黒く塗られ、円のラインと同じ色の金色で社名の文字が記されていたほか、中央の円は4等分され、青色と白色が交互に塗られていました。その後、航空機の製造部門を別会社として分けた1926年に最初の変更がなされ、四輪車の製造が開始された1932年には、二重の円と社名の金色のラインが太くなり、1955年には、ラインの色と社名の文字を白く変え、外側の円が二重ラインへと変更されます。小型の乗用車1500を発売した1962年に4度目の変更がなされた後には、日本法人を創設した1981年にエンブレムに光が当たったようなデザインへと変わりました。
このように、歴史と共に変化し続けたエンブレムではありますが、文字のデザインや微妙な色使い、線の太さなど変わったものの、基本となる二重の円のラインと、社名の文字の記載、中央に彩る青と白のデザインは、変わっておらず、長い間、常に、BMWの象徴として輝き続けています。

あの青と白は何!?BMWのエンブレムを知る

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車に詳しくなくても、そのエンブレムを見れば、その車がBMWであるとわかる人も少なくないのではないでしょうか。車体の前方で、青と白のコントラストが目に付くエンブレムは、見た人に大きなインパクトを与えるデザインと言えるでしょう。
この印象深いエンブレムは、BMWの前身である航空機メーカー、バイエリッシェ・フルークツォイク・ヴェルケの存在に由来していると言われていました。円を縦横十字に四等分し、青と白で交互に塗られているデザインは、飛行機のプロペラを表し、また、それを囲む円は、プロペラの回転している様子が表されているという説が一般的なものとして知られていました。エンブレムを見たときに目に映る青と白のカラーも、BMWの象徴的なデザインの一つですが、この二つの色は、飛行機が飛ぶ青い空と、バイエルンの町に浮かぶ白い雲がイメージされているというのが、長い間、エンブレムの由来とされていました。
しかし、この2色の色は、バイエルン王であったヴィッテルスバッハ王家の、水色と白色の菱形が並ぶ紋章にちなんで作られた、バイエルン州の州旗を元にしていて、円のデザインは、母体の会社のエンブレムマークに由来しているという説が正しいという話が知られることとなり、プロペラ説は、宣伝が原因となって広がった説であると考えられています。

あなたは、そのエンブレムに何を想う?

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象徴でもあり、会社の顔ともなるエンブレムは、見る人に強い印象を残し、時に、周囲にその存在を知らしめるパワーとなることもありますよね。
もともとは、航空機のエンジンメーカーとして始まったBMWは、「Bayerische Motoren Werke」という言葉の、それぞれの頭文字をとって社名が付けられました。これは、「バイエルン地方のエンジン工場」を意味している言葉で、前身である航空機のエンジンメーカー会社の時代から、エンジンに対してこだわりを持ち続けた企業の想いに由来していると言えます。そして、エンブレムの由来が、長い間エンジンによって動かされるプロペラを表していると信じられてきたその歴史からも、その想いが少なからず、多くの人に読み取られていると言えるのではないでしょうか。
1917年にBMWという社名に変えて初めて航空機エンジンの開発による初飛行を成功させ、第二次世界大戦中の1940年にはドイツ空軍の戦闘機として使用されたフォッケウルフFw190のエンジンの開発に協力し、名機として名を知らしめ、その後さまざまな車を開発し続けたことで、その位置を不動のものとしたBMWは、エンブレムを通して、その歴史と、歴史によって培われてきた技術や想いを表そうとしていると言えるでしょう。

2015-10-27 | Posted in BMWの豆知識Comments Closed 

 

なんかオシャレ…!ドイツにある『BMW博物館』が楽しそう!

BMWと言えば人気の外国車の1つです。ドイツのミュンヘンには、4本型シリンダーを模った有名なBMW本社のすぐ隣にBMW博物館があります。車、バイク、エンジンが近代的な建物に負けずにオシャレに飾ってあります。

ミュンヘンにあるBMW博物館

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BMWは外国車の中でも人気の高い車種の1つです。ドイツ語読みでベーエムベーと読みますがそれを言いやすくベンベと呼ぶファンもいます。ミュンヘンのオリンピックパーク近くに建つBMW本社ビルは円筒型のエンジンを4つ組み合わせた形で有名でガイドブックに載っているほどです。本社はWeltと呼ばれる無料で入れるショールームと有料のBMW博物館に分かれています。1916年にミュンヘンで始まったBMWはもともとは航空機エンジンやバイクのエンジンを製造する会社で、そこから自動車のトップメーカーへと成長しました。BMW博物館ではその変遷も辿れます。BMW博物館に入ると、たくさんの丸いボールが天井から下がっていて、それが車の形をしている様子が目に入ります。このボールは並び方を次々と変えてゆきますが、まずここで目を奪われそうです。カフェやミュージアムショップはショールーム側にあり、入場料無しで利用できます。カフェもかなりオシャレでドイツらしくメニューにビールももちろんあります。近未来を意識したような館内は螺旋状にまわりながら見られるようになっていて、何かの研究所かと思うような清潔さです。

BMWと言えばやっぱり車の世界

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BMW博物館には当然ながらBMW社がこれまでに作ってきたバイクや航空機のエンジン、車が時代毎に並べられています。歴代モデルの車名バッジもずらりと並んでいます。初期の自動車はエンジンそのものが大きかったためか、ずんぐりむっくりとしたデザインでしたが、それが時代を経て徐々にスマートになってゆく様がわかります。中には映画に使われた有名な車種もあります。知っている人ならもう一度その映画を見直したくなるかも知れません。車には通常横扉から乗りますが、この博物館には車の前面が開くタイプの珍車も飾られています。ファッション性はありますが実用化はどうか、と思ってしまいますが、その大胆な発想が次世代の製品につながってきたのでしょう。車にそんなに詳しくない、興味がない人でも展示物の種類が豊富なので飽きずに時間を過ごせます。BMWの歴史と共に車も最新型までずらりと見て進化の過程をその目で確かめられる貴重な博物館とも言えます。そこにはあらゆる技術と美を求め、極めようとした軌跡があります。建物中央スペースは新車を購入した人だけが入れる特別空間で、そこで皆の注目する中で新車の受け渡しが行われます。そんな光景に出会えたらうっとりしてしまいますね。

歴代の広告もずらりと

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BMW博物館には各年代毎に分けられたバイクや車の広告やCM映像も展示されています。ドイツに長く住んでいる人なら「これ昔観た!懐かしい!」となるでしょう。ここだけで美術館になりそうな空間です。商品の売上には広告のセンスも大きく関わってきますし、広告によって認知度を上げ商品価値を高めてゆく可能性があります。BMWはそれを実践してきた企業の1つではないかと思います。1940年代までは商品の機能についての説明が多いのですが、戦後はBMWがある暮らしを提案するような形へと変化しています。ユニークで目を惹く写真やキャッチフレーズを用いたり、ここでも時代がどう変化し、人々の暮らしにどう影響を与えたのか、そんな中で企業はどんな商品を提案し提供していったのかを辿れます。開放的でありながら、いろんな角度から楽しめる博物館だと言えるでしょう。特に車好きでなくても、ドイツに行く機会があったらBMW博物館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。初めて訪れる人ならツアーを利用するのも良いでしょう。老若男女問わずに楽しめます。全然知らなかったBMWの世界にたっぷり浸って下さい。

2015-10-27 | Posted in BMWの豆知識Comments Closed 

 

BMWvsアウディ!長年のライバル同士がぶつかりあってる広告がおもしろい

ドイツでは、BMWとアウディが往年のライバルだって知ってますか?この2社はかなり公式にぶつかりあっています。しかも面白いことに、お互いに広告でやりとりをしている状態なのです。今回はこの注目の2社の広告についてご紹介いたします!

ほめてるようで、負けてない!

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"まずは、お互いの健闘をたたえあう広告から。広告は見た感じは、一見普通にカッコイイ車のPRに見えます。でも、よく見たらそこには色々なメッセージが含まれているのです。もちろん、どちらもただ純粋に「おめでとう」などと言い合っているわけではありません。BMWがアウディに対して贈ったお祝いの広告の内容はこんなものです。
「“2006年南アフリカカーオブザイヤー”の受賞おめでとう!」そして、差出人のところに「2006年ワールドカーオブザイヤーのBMWより」と書いてあります。これは、南アフリカという特定の地域の受賞に張り合って、もっと大きな範囲である“世界”での受賞というところをアピールしてのことでしょう。
もちろん、アウディも負けていません。「“2006年ワールドカーオブザイヤー”受賞おめでとう!」そして、注目の「from」のところには「2000年~2006年ルマン24時間レース6連覇勝者より」と書かれています。6連覇のあたりと、直接レースでの戦いに勝ったというところをアピールしたいのでしょうか。最後はスバルが「どちらもおめでとう!」と締めて、一本とった感じで終わりました。"

相手を遠慮なく突き落とします!

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ライバル同士がほめたたえ合っているというのも、得体のしれない緊張感が走るものですが、現場は日本ではなく海外。遠慮なく、お互いを突き落すような広告合戦ももちろんありました。今回のテーマは「性能」のようです。
アウディが出した広告には、「クアトロ」と呼ばれるご自慢の四輪駆動のシステムを搭載していない車はこんな風になるというものです。優雅に走り去るアウディの後ろに動けなくなっているのはもちろんBMW。あまりにあからさまな挑発にちょっとドキドキしてしまいますね!
一方、もちろんBMWもやられっぱなしではありません。実際にロシアで起こった事故写真を大胆に使った広告を制作。アウディのクアトロを装備してたってこんなもんですよ。といった内容。実際の事故の映像というのが何とも生々しいものになっています。ただし、こちらは実際の映像なので優雅に走りさるBMWの姿はないようですね。この広告を見たら、どちらの車も危険なような気がしてしまうのは気のせいでしょうか。やはり広告であればお互いの功績をたたえ合った方が、効果はありそうな気もしますよね。両方見てしまったらメルセデスを選んでしまいそうです。

新商品の広告にだってライバルの名前が大きく乗っちゃう!

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"新しいモデルの車が発売されたら、当然のように広告を打ちますよね。普通だったらどう考えても、「新商品の名前」を大きく打ち出すものだと思います。しかし、この2社は新車の広告さえ、戦場にしてしまっています。
アウディが出した広告。新作の小型セダンの広告に「次はお前の番だ、BMW」と挑発するような文章が大きく印刷されています。商品名はその下に小さく……。これは果たしてこの車の宣伝になれているのでしょうか。
もちろん、BMWもやり返します。その隣にはるかに大きな看板を用意。「チェックメイト!」と大きく書かれています。こちらも、もちろん新車の広告です。特に相手の名前は書かれていないのですが、問題の広告の隣に配置してあるというだけで、十分に真意は伝わってきますよね。そこで黙ってないのがアウディ。その横に更に大きな看板を配置。「お前の兵隊じゃ私たちの王様の敵ではない」と、「チェックメイト」に対するアンサーが書かれています。更に大きな看板が来るかと思いきや、BMWはアウディが参戦していないF1の気球を上に配置することで応戦。ゲームオーバーと書かれた気球で、とりあえず今回の闘いは幕を閉じたのでした。今後も2社の闘いから目が離せないですね!"

2015-10-27 | Posted in BMWの豆知識Comments Closed 

 

1916年創業!BMWの歴史を徹底解説

車が好きな方なら、誰もが一度は憧れを持つ高級外車と言えばすぐ思いつくのではないでしょうか?車に興味がない方でも絶対欲しくなるはずです!そんなBMWの素晴らしい歴史についてお伝えしていきたいと思います。

BMWって一体何なの?

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BMWとはドイツのバイエルン州ミュンヘンを拠点とする自動車、バイクなどの自動二輪車のエンジンメーカーです。「Bayerische Motoren Werke AG」、バイエルン株式会社の略称です。バイエルン株式会社はBMW以外にイギリスの「ロールス・ロイス」「 MINI」の2つを子会社として所有しています。日本では1981年に日本法人「BMW JAPAN」を立ち上げていま。問い合わせや修理業務などすべてドイツまで車を持って行かなければなりませんでしたが日本に設立したおかげでなくなったので相当ファンは嬉しかったのではないでしょうか。よく目にするエンブレムがあります。あのエンブレムはプロペラをモチーフにしていて、バイエルンの青い空と白い雲をイメージしたものです。過去に何度かエンブレムの変更、改良などがありましたが基本は変わらず位置もそんなに大袈裟な変更にはなっていないです。業績がいいイメージがありますが、昔から良かったわけではなくやはり試行錯誤した結果なんです。1916年、グスタス・オットーが航空機のエンジンメーカーとして「バイエリッシェ・フルークツォイク・ヴェルケ株式会社を設立した事に始まります。

あのBMWの歴史とは。

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1917年、会社の名前をBMWに改名しマックス・フリッツというエンジニアを雇用します。マックスの手を借り会社初となる後期エンジンを生産します。そこでエンブレムに回転しているプロペラに起用しようと考えたわけですね。同年にエンブレムの特許を取得します。1922年、航空機の製造を禁止されM2B15というタイプを購入。モーターサイクルのヘリオスを生産していたバイエルン航空機製造会社と合併してモーターサイクルメーカーとなります。その後戦闘機を作るなど色々挑戦しますが、鳴かず飛ばずでした。1945年には第二次世界大戦中のロケットや航空機などが問題になり、それを理由に連合軍から3年間の操業停止処分が下されます。そして再始動し始めたのは3年後の1948年。この頃から四輪車を開発するようになります。1955年イソというイタリアのマイクロカー・イセッタをライセンス生産して、販売します。ここから順調に行くのかと思いきやまだまだ暗黒期は続いて行きます。販売して4年後の1959年、なんと経営不振によって倒産寸前まで陥ります。もうこの時には「あきらめるしかないのか…」と頭を抱えるしかありませんでした。

暗黒期を抜け出す事はできるのか。

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"倒産危機に陥った会社ですが実はあのベンツによって吸収合併計画を持ち掛けられていて絶体絶命だったのです。その時合併計画を解消してくれたのが実業家のヘルヴェルト・クヴァント。彼の増資によって実行寸前で回避されました。その後モノコック製造を施したボディを採用した小型乗用車、リアエンジン大衆車の成功によって経営がどんどん改善して行き、なんと販売規模まで拡大となります。1965年BMWエンジンを売却。この行動によって航空機の製造を中断する事になります。しかし快進撃は止まりません。1966年ハンス・グラース買収、1971年会社特有でもあるスポーツクーペを確立、1973年、ターボチャージャーエンジン搭載の一般車をBMWが初めて販売開始。同時期に南アフリカに自動車工場を取得。国外初の生産拠点にし近年では中国やアメリカ、パキスタンなどに生産拠点を拡大しつつあります。BMWの経営はその後も良好。経営困難の時助けてくれたヘルヴェルト・クヴァントとその長女と長男合わせて47%の株式を所有しており今でも親交があります。
功績が出るまで時間が大分かかりましたね。破産寸前に助けてくれた方の恩を大事にして生きている事に凄く感銘を受けました。"

2015-10-27 | Posted in BMWの豆知識Comments Closed